BRICSサミットで福建・アモイが超厳戒体制、300キロ以内工場操業を禁止

 福建省アモイ市の当局は、9月3日から5日、BRICSサミットを前に、市外から警察官約20万人の応援を得て極めて厳しい警戒を始めた。各住戸の居住状況の点検が行われているほか、街路の各所に制服、私服の警察官が配置され目を光らせている。また、サミット期間中の青空を確保するため、工場の操業停止を指示した。北米の中国語ニュースサイト、世界新聞網が31日伝えた。

 サミットにはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカのBRICS5カ国のほか、エジプト、メキシコ、タイなどの指導者が出席する。中国は習近平国家主席が臨む。

 アモイ市内は厳戒体制のため緊張感が高まっている。主要街路に警察官が立ち、車両や民家の検査が随時実施されている。市外からの来訪者の民家への宿泊も禁止された。

 また、青空確保のため2014年の北京アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議や16年の杭州G20サミットと同様、アモイを中心に半径300キロ以内で工場の操業停止を当局が命じた。また、隣接する広東省と福建省のセメント用の石灰石採掘場では8月27日から9月5日まで発破が禁止となった。

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