EV大手の理想汽車、5600人の削減 株価下落で訴訟も

 中国の電気自動車(EV)製造大手の理想汽車(北京市)が、販売低迷から従業員の18%、5600人以上の削減を検討している。台湾の中央通信社が17日、中国メディアの情報として報じた。

 また、同社が1~3月期の販売台数の予測を引き下げたところ株価が30%も下落したため、株主が損害賠償を求めて集団訴訟を起こした。

 理想汽車の2023年通期の決算報告書によれば、同社の従業員数は3万1600人。18%なら5600人以上が整理の対象となる。また販売部門が400人削減されるとみられる。

 理想汽車は中国の新興EVメーカーの一角で、販売実績が最も好調な1社。2023年の納車台数は37万6000台、同年の売上高は1238億5000万元(約2兆7000億円)、純利益は118億元を超えた。純利益では、米テスラ、比亜迪(BYD、広東省深セン市)につぐ世界第3のEVメーカーとなった。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202405170064.aspx

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