試乗中のＥＶが三輪バイクに衝突　祖父母と孫3人死傷

　中国メディアの紅星新聞などによると、陝西省西安市の高新技術産業開発区で12日、電気自動車（ＥＶ）が電動三輪バイクに衝突、2人が死亡、1人がけがした。3人は祖父母と孫娘。警察はＥＶを運転していた男を拘束した。男は自動車メーカー、比亜迪（ＢＹＤ）の販売店のＥＶを試乗中で、販売店員も助手席に同乗していた。（写真は東網のサイト）

　ＥＶを運転していた男にけがはなかった。事故時、ＥＶは、制限速度の2倍を超える時速120キロで走っていたとの情報もある。

　死傷者の親族によると、祖父母は12日午後、孫娘を連れて電動三輪車で自宅近くの公園に向かった。雲水一路の横断歩道にさしかかった際、走ってきたＥＶに衝突された。3人は病院に運ばれたが、祖父母は死亡した。女児のけがも重いという。

　親族は同日、販売店の「ＢＹＤ西安新景騰飛４Ｓ店」に押しかけ、治療費を支払うよう求めた。親族によれば同店の関係者が12日、病院を訪れたが、費用を負担しようとせず、病院内で争いとなった。同日夜、店が費用の一部を支払ったという。

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