廃業した飲食企業、1~3月は46万社 前年の3.3倍

 2024年4月25日飲食業米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国で今年1~3月に廃業した飲食企業が前年同期の3.3倍の46万社に上ったことが、国家統計局のデータで判明した。うち3月は18万社に上った。(写真はRFAのサイト)

 国家統計局によれば、飲食企業の廃業は1月が16万7000社、2月が11万2000社、3月が18万社。2023年1~3月は14万社以下だった。

 湖北省武漢市のレストラン経営者によると、不景気による消費の落ち込みで、売上高では店舗の賃貸料と人件費を賄えないことが、飲食企業の大量廃業の原因。好調な飲食企業はごく一部に限られるという。

 この経営者によると、武漢市では最近、市の清掃作業員数千人が月給を800元(約1万7000円)減らされた。水道会社の臨時職員は3カ月、賃金が払われていない。武漢市政府の債務不履行は8000億元を超えるという。

 山東省の女性はRFAに「人々は仕事が見つからず、収入源を失って、衣食を節約している」と指摘。飲食業の惨情は収入減少の直接的な表れだとして「庶民は飲食店で食事しない。行ってみればすぐ分かる」と述べた。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/jingmao/ql1-04232024012355.html
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