インド外務省は29日、モディ首相が9月3日から5日、中国福建省アモイ市で開かれるBRICSサミットに出席すると発表した。インドと中国の両軍は、ブータン西部のドクラム(中国名、洞朗)で70日以上にらみ合いを続け、一時は首相がサミットを欠席するとの見方も出ていた。中印の対立は28日に終息した。30日付中国紙・環球時報が伝えた。
中国はBRICSサミット開催のため中印対立の解決を急いだとの見方も出ている。中国外交部の華春瑩報道官は、29日の定例会見でこの見方について質問を受けたが直接答えず「BRICSサミットの開催は、メンバー各国と発展途上国の利益にかなう」などと述べた。
BRICSサミットは中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカの指導者が出席して開かれる。モディ首相の訪中は2015年5月に次ぎ2回目となる。