地図スクショで「反スパイ法」違反も 中国当局が警告

2024年2月21日地図情報 中国の情報機関、国家安全省は20日、メッセンジャーアプリ「微信」の公式アカウントを通じ、地図のスクリーンショットを撮ることが「反スパイ法」違反になる恐れがあるとして注意を呼び掛けた。台湾の中央通信社などが20日伝えた。(写真は星島日報のサイト)

 同省によると、一部の海外の地図会社が中国の住民に対し、暗号資産(仮想通貨)などと引き換えに、地図情報のスクリーンショットを撮るよう持ちかけ、地理空間情報を違法に収集している。これらは中国の国家の主権と安全に危害を加える行為で、同法などに違反する恐れがある。

 国家安全省によると、一部の海外の地図会社は報酬と引き替えに、専用装置を買うか使用してスクリーンショットを撮るよう中国住民に求めてくる。特定地域の地理情報を撮影すれば高額の報酬を約束する場合があり、国家の安全に対する意識が薄いと誘惑に負ける恐れがある。

 国家安全省によれば、地理空間情報を違法収集し海外に送ることは、中国の主権と国家の安全を脅かす行為。中国内で無資格の企業や個人が同情報を収集すれば、反スパイ法や測量法、データ安全法に違反する恐れがある。同省は既に、海外の人員や企業に対し調査を進めているという。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202402200111.aspx

https://std.stheadline.com/realtime/article/1982172/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%9C%B0%E5%9C%96-%E6%89%93%E5%8D%A1-%E8%B3%BA%E9%87%91%E5%B9%A3-%E5%9C%8B%E5%AE%89%E9%83%A8-%E7%95%B6%E5%BF%83%E4%B8%8D%E5%B0%8F%E5%BF%83%E7%95%B6%E4%BA%86%E9%96%93%E8%AB%9C

◇参考情報
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