建物覆う雨よけ崩落、22人けが　積雪が原因か　湖南

　中国メディアの新京報などによると、湖南省の景勝地、張家界市永定区の複合ビル「七十二奇楼」の演芸施設で4日午後9時ごろ、雨よけが崩落する事故があり、当局によると22人がけがした。けが人のうち、1人は重傷。一帯では事故当時、雪が降っていた。警察などが事故原因を調べている。（写真は星島日報のサイト）

　張家界応急管理部によれば、事故当時は雨とみぞれが降っていた。事故現場は、複合ビルの敷地内にある演芸施設、施設を覆う鉄構造の雨除けが崩落した。雪の重みで崩れた可能性がある。　

　「七十二奇楼」は、張家界市中心部と郊外の景勝地をつなぐ「武陵山大道」の入り口近く。高速鉄道の駅や空港、在来線の駅から車で8分と近い。

　香港メディアの東網によると、湖南省は雨と雪が続いており、鉄道会社は「渝厦高速鉄道」を運休にした。積雪のため高速道路でも激しい渋滞が起きている。春節（旧正月）の帰省客らは「高速道路から国道に替えるだけでなく、運転しながら車の雪下ろしが必要だ」などと話している。