
また、製薬業界向けデータ分析会社によれば、昨年12月24日~30日の週に、広東と広西でインフルエンザ治療薬「タミフル」の販売が急増し、全国的な販売増加の主な要因となった。一部で価格上昇や欠品のうわさが流れたが、事実ではないという。
国家流感センターによると、傘下の各機関が2023年12月25~31日の週に取得したサンプルは計1万1441件。うち全体の35.5%からB型インフルエンザウイルスを検出した。 中国疾病対策予防センターによれば、インフルエンザ患者全体に占めるB型患者の割合は、北方では9週、南方では6週連続でそれぞれ上昇した。
北京大学公共衛生学院の研究員によると、中国全体でB型の患者の割合は上昇しているが、インフルエンザ患者そのものは減少している。感染力が強く症状も重いA型に比べB型の感染範囲は小さく、感染拡大は散発的だという。