インフルエンザ中国南部で流行拡大=治療薬販売急増

240109流感 中国メディアの界面新聞などによると、中国国家流感センターは4日、2023年12月25~31日の週に中国南部の各省でインフルエンザの陽性率が上昇する一方、北方では下降したと発表した。(写真は星島日報のサイト)

 また、製薬業界向けデータ分析会社によれば、昨年12月24日~30日の週に、広東と広西でインフルエンザ治療薬「タミフル」の販売が急増し、全国的な販売増加の主な要因となった。一部で価格上昇や欠品のうわさが流れたが、事実ではないという。

 国家流感センターによると、傘下の各機関が2023年12月25~31日の週に取得したサンプルは計1万1441件。うち全体の35.5%からB型インフルエンザウイルスを検出した。 中国疾病対策予防センターによれば、インフルエンザ患者全体に占めるB型患者の割合は、北方では9週、南方では6週連続でそれぞれ上昇した。

 北京大学公共衛生学院の研究員によると、中国全体でB型の患者の割合は上昇しているが、インフルエンザ患者そのものは減少している。感染力が強く症状も重いA型に比べB型の感染範囲は小さく、感染拡大は散発的だという。
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