英ケンブリッジ大学出版局、中国研究誌の削除論文300本を復活

 英ケンブリッジ大出版局は21日までに、中国政府の要請で同出版局の中国研究誌「チャイナ・クオータリー」のサイトから削除していた天安門事件やチベット関連の論文300本を再び掲載した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が21日伝えた。

 同出版局は、中国当局の審査後、1989年の天安門事件、文化大革命、チベットの史実に関する「敏感」な論文を削除した。まもなく北京大学深セン匯豊商学院の経済学者、クリストファー・バルディン氏が約300人の署名を集めて抗議したため、再び掲載した。

 中国紙・環球時報によると、チャイナ・クオータリーは中国にサーバーを置いていたため、中国当局が内容を審査した。
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