広告世界最大手の英ＷＰＰ傘下の中国企業、群邑媒介集団（ＧｒｏｕｐＭ）の幹部と元幹部4人が20日上海警察に連行された。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）がロイター通信の情報として伝えた。

　関係者2人によると、4人のうち3人が警察が勾留中。ＧｒｏｕｐＭのＣＥＯ（最高経営責任者）兼ＷＰＰ中国法人の責任者、徐俊氏は連行され取り調べは受けたものの勾留はされていないという。

　台湾の中央通信社によると、中国当局は今年に入り、外国企業に対する捜査と職員の拘束を繰り返している。3月にはコンサルティング会社、米ミンツ・グループの北京事務所から現地従業員を連行。米ベイン・アンド・カンパニー上海事務所が家宅捜索を受けた。従業員に対する事情聴取も行った。コンサルティング会社キャップビジョンの拠点も当局の捜査を受けた。

　いずれも中国当局が、機微な文書やデータの流出を防ぐため、「反スパイ法」の執行を強化していることと関連があるとみられている。

○米コンサル会社幹部、中国が出国禁止＝ＷＳＪ報道

○野村香港の中国人幹部、中国本土で出国禁止に

広告世界最大手の英ＷＰＰ傘下の中国企業、群邑媒介集団（ＧｒｏｕｐＭ）の幹部と元幹部4人が20日上海警察に連行された。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）がロイター通信の情報として伝えた。

　関係者2人によると、4人のうち3人が警察が勾留中。ＧｒｏｕｐＭのＣＥＯ（最高経営責任者）兼ＷＰＰ中国法人の責任者、徐俊氏は連行され取り調べは受けたものの勾留はされていないという。

　台湾の中央通信社によると、中国当局は今年に入り、外国企業に対する捜査と職員の拘束を繰り返している。3月にはコンサルティング会社、米ミンツ・グループの北京事務所から現地従業員を連行。米ベイン・アンド・カンパニー上海事務所が家宅捜索を受けた。従業員に対する事情聴取も行った。コンサルティング会社キャップビジョンの拠点も当局の捜査を受けた。

　いずれも中国当局が、機微な文書やデータの流出を防ぐため、「反スパイ法」の執行を強化していることと関連があるとみられている。

○米コンサル会社幹部、中国が出国禁止＝ＷＳＪ報道

○野村香港の中国人幹部、中国本土で出国禁止に