
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国外務省が、チベットの英語表記を「Tibet」から中国語ローマ字表記の「Xizang」に改め内外で波紋が広がっている。中国の電子商取引(EC)プラットフォーム「微店」は規則を改め、表記を変えないと出店禁止とした。(写真は
RFAのサイト)
中国共産党中央統一戦線部は8月、西側の分裂主義勢力の概念を脱し、中国が主導的地位を得るため、チベットの表記を改めるべきだとする学者の意見を引用。中国外務省も10月4日、チベットで開かれた国際フォーラムで「Xizang」を採用した。
サウスチャイナ・モーニングポストによれば、「微店」は10月11日、出店する業者に対し、一律に「Xizang」を使うよう求めた。「微店」の出店数は9000万以上、商品は30億個で、年間取引額は1000億元(2兆円)を超える。
これに対し中国のネット上の意見は二分。「Tibet」がチベット独立派が使う用語だとして賛成する意見が出る一方、「Xizang」は反西側、反英語の極左路線の表れだとして警戒する声が上がっている。また、「チャイナ、ホンコン、マカオ」も、中国語ローマ字表記に改めるべきだとの指摘もある。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/hx1-10162023073744.html
◇参考情報
○上海の「光明乳業」に罰金=広告で「九段線」なし

米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国外務省が、チベットの英語表記を「Tibet」から中国語ローマ字表記の「Xizang」に改め内外で波紋が広がっている。中国の電子商取引(EC)プラットフォーム「微店」は規則を改め、表記を変えないと出店禁止とした。(写真は
RFAのサイト)
中国共産党中央統一戦線部は8月、西側の分裂主義勢力の概念を脱し、中国が主導的地位を得るため、チベットの表記を改めるべきだとする学者の意見を引用。中国外務省も10月4日、チベットで開かれた国際フォーラムで「Xizang」を採用した。
サウスチャイナ・モーニングポストによれば、「微店」は10月11日、出店する業者に対し、一律に「Xizang」を使うよう求めた。「微店」の出店数は9000万以上、商品は30億個で、年間取引額は1000億元(2兆円)を超える。
これに対し中国のネット上の意見は二分。「Tibet」がチベット独立派が使う用語だとして賛成する意見が出る一方、「Xizang」は反西側、反英語の極左路線の表れだとして警戒する声が上がっている。また、「チャイナ、ホンコン、マカオ」も、中国語ローマ字表記に改めるべきだとの指摘もある。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/shaoshuminzu/hx1-10162023073744.html
◇参考情報
○上海の「光明乳業」に罰金=広告で「九段線」なし