ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ（ＤＷ）によると、米政府は人工知能（ＡＩ）半導体の中国流入を阻止するため、中東の一部の国を対象に同半導体の輸出規制を始めた。
ＡＩ半導体のトップ企業、米エヌビディアはこのほど、中東の一部の国に対する最先端半導体の輸出を、米政府から制限されていることを明らかにした。同社製の最先端の半導体は、スーパーコンピューターや自動車、スマートフォンに使われている。
エヌビディアは、具体的な国名と理由を明らかにしていないが、最先端技術を巡る米国と中国の競争が中東にも波及したとみられている。
米国は、中国のＡＩの研究開発を遅らせるため、半導体の獲得を制限している。最先端のＡＩの開発に米国製の半導体は不可欠。米国を拠点とするエヌベイディアの画像処理半導体（ＧＰＵ）もその一つとなっている。
米商務省は昨年、最先端半導体の中国とロシアへの輸出を規制すると発表。今年8月、さらに規制を強化した。
◇出典
https://www.dw.com/zh/%E7%BE%8E%E4%B8%ADai%E7%A7%91%E6%8A%80%E6%88%98%E5%9C%A8%E4%B8%AD%E4%B8%9C%E6%89%93%E5%93%8D/a-66987228
https://www.cna.com.tw/news/acn/202310100089.aspx
◇参考情報