台湾の中央通信社によると、中国の著名な野外音楽フェスティバル「中原迷笛音楽祭」が、大型連休中の9月29日から10月1日、河南省南陽市で開かれた際、地元の村民が大挙して会場に侵入、参加者の持ち物を盗む事件が起きた。警察は窃盗事件として捜査を始め、村民の一部を拘束した。（写真は星島日報のサイト）
今回の参加者は過去最多を記録した。しかし、参加者が寝泊まりするキャンプ区画が村民に襲われ、テントやキャンピングカー、電子製品、衣服など盗まれた。聴衆の眼の前で堂々と、テント内からノートパソコンなどを盗むケースもあった。
主催者の5日の発表によると、地元警察は被害届73件を受理し、65件を窃盗事件と判断。容疑者の一部を捕まえ、盗まれた財物を回収した。ネット民の男性が「イベントは終わり、現場の清掃が行われる」との誤情報を発信したことが、村民の窃盗を誘発したという。
同音楽祭は、北京迷笛音楽学校が始めたもので、現在では中国ロック音楽の訓練学校と呼ばれている。今回は4日間の開催期間中、聴衆15万人が訪れた。
香港メディアの星島日報によると、警察は村民7人を拘束した。地元政府は、窃盗はごく一部の村民の行為で、盗まれた財物はネット上で言われているほど多くないと発表。村民は、不要品と誤解して拾ったもので、返還を始めているとしている。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202310050157.aspx
https://std.stheadline.com/realtime/article/1955781/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E6%B2%B3%E5%8D%97%E8%BF%B7%E7%AC%9B%E9%9F%B3%E6%A8%82%E7%AF%80%E9%9B%86%E9%AB%94%E7%9B%9C%E7%AB%8A%E6%A1%887%E4%BA%BA%E8%90%BD%E7%B6%B2-%E9%8E%AE%E6%94%BF%E5%BA%9C-%E5%B7%B2%E8%A6%81%E6%B1%82%E6%9D%91%E6%B0%91%E4%BA%A4%E9%82%84