台湾の中央通信社によると、中国地方政府の財政悪化が深刻化している。ネット情報によれば、一部の省や直轄市で路線バスの賃金未払いが数カ月も続いているほか、吉林省の一部の市は年金の支給を停止した。天津市政府は、寺院に資金融通を依頼したという。
SNS(交流サイト)のX(旧ツイッター)や中国メディアの情報によれば、天津では路線バスの運転手の給料支給が6月から停止しているほか、河北区など4区で公務員の給与欠配も続いている。
山東省泰安市でも路線バス運転手の給与欠配が8月まで5カ月継続。便数も激減し、運転間隔は従来の5~10分間から30分以上に伸びた。金がなく部品の交換ができないほか、電気料金が払えず電動バスの充電ができないためという。
山東省膠州市では、町村の政府と公共事業団体で給与の未払いが数カ月継続。青島や高密など山東省の他市でも、今年1月の春節(旧正月)後、給与の全部または一部の未払いが起きている。
吉林省九台市では、元教員が年金支給を止められたとして、市政府前に多数が押し掛け抗議活動を行った。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202309110050.aspx
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