香港の衛生当局は5日、今年5月5日から8月3日まで、インフルエンザの感染例が458件、死者が315人に上ったと発表した。死者数は2003年の急性呼吸器症候群(SARS)の流行時を上回る。8日付南方都市報が伝えた。
隣接する広東省深セン市でも大流行しており、同市疾病対策予防センターが発表するインフルエンザ流行度指数は、7月19日から3週間連続、4段階で最高度の1級(極めて感染しやすい)となっている。
深セン市で今年1~7月に確認した感染例のうち、75.1%がインフルエンザA香港型、AH1亜型が16.8%、B型が7.5%だった。