ラジオ・フランス・アンテルナショナル（ＲＦＩ）によると、米上空を飛行後に米軍機に撃墜された、中国の「スパイ気球」について、米議会下院は9日、中国が気球を飛ばして米領空を侵犯したことを非難する決議案を圧倒的多数で可決した。決議案はまた、バイデン政権に対し、中国の近年の領空侵犯事件をすべて議会に公開するよう求めた。（写真はRFIのサイト画面）
米下院の決議案の採択は、賛成419票、反対0票、棄権15票。決議案ではスパイ気球について「中国共産党の気球発出を糾弾する」、「恥知らずにも米国の主権を侵犯した」などと激しい非難の言葉が並んだ。
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、決議案はまた、バイデン政権に対し、気球の調査結果など事件の関する情報や、安全保障関連の情報収集への対策について、議会に報報告するよう要求。中国スパイ気球の過去の状況についても、情報提供するよう求めた。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/8-02092023153708.html
https://www.rfi.fr/cn/%E4%B8%AD%E5%9B%BD/20230209-%E7%BE%8E%E4%BC%97%E8%AE%AE%E9%99%A2%E4%B8%A4%E5%85%9A%E4%B8%80%E8%87%B4%E9%80%9A%E8%BF%87%E8%B0%B4%E8%B4%A3%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E9%97%B4%E8%B0%8D%E6%B0%94%E7%90%83%E5%86%B3%E8%AE%AE%E6%A1%88
◇参考情報
中国「スパイ気球」、米軍が撃墜 国務長官が訪中延期