
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米上空を飛行後、米軍機に撃墜された、中国の「スパイ気球」について、ブリンケン米国務長官は8日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長とともに記者会見に臨み、米国が得た気球に関する情報を、世界数十カ国に提供したことを明らかにした。(写真はRFAのサイト画面)
ブリンケン長官は、気球の回収作業に関する情報を1時間ごとに受け取っているとした上「調査結果は米議会と米国の世界の同盟国及びパートナーと共有する」と述べた。 事務総長は「中国の情報収集活動のリスクに対し、注意が必要だ」と指摘。「中国は、核兵器を含め軍事力の大幅な拡充を進めているが、透明性が何もない」と述べた。
消息筋によると、シャーマン国務副長官は6日、約40カ国の外交官150人を招いて「中国スパイ気球」のブリーフィングを行った。米国の同盟国にはさらに詳しい情報を提供している。中国駐在の米国大使館も6、7の両日、同盟国の外交官に気球の情報を提供した。
米情報筋よると、中国には海南島を拠点とする「気球偵察大隊」があり、長年にわたり日本やインドなど世界で、戦略的な意味のある軍事情報の収集活動を行ってきた。中国軍の気球は世界5大陸で確認されている。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/10-02082023154513.html
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/bx-02082023101216.html
◇参考情報
○
中国「スパイ気球」、米軍が撃墜 国務長官が訪中延期
○米本土に中国の「偵察気球」 当局追跡も撃墜せず

米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、米上空を飛行後、米軍機に撃墜された、中国の「スパイ気球」について、ブリンケン米国務長官は8日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長とともに記者会見に臨み、米国が得た気球に関する情報を、世界数十カ国に提供したことを明らかにした。(写真はRFAのサイト画面)
ブリンケン長官は、気球の回収作業に関する情報を1時間ごとに受け取っているとした上「調査結果は米議会と米国の世界の同盟国及びパートナーと共有する」と述べた。 事務総長は「中国の情報収集活動のリスクに対し、注意が必要だ」と指摘。「中国は、核兵器を含め軍事力の大幅な拡充を進めているが、透明性が何もない」と述べた。
消息筋によると、シャーマン国務副長官は6日、約40カ国の外交官150人を招いて「中国スパイ気球」のブリーフィングを行った。米国の同盟国にはさらに詳しい情報を提供している。中国駐在の米国大使館も6、7の両日、同盟国の外交官に気球の情報を提供した。
米情報筋よると、中国には海南島を拠点とする「気球偵察大隊」があり、長年にわたり日本やインドなど世界で、戦略的な意味のある軍事情報の収集活動を行ってきた。中国軍の気球は世界5大陸で確認されている。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/10-02082023154513.html
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/bx-02082023101216.html
◇参考情報
○
中国「スパイ気球」、米軍が撃墜 国務長官が訪中延期
○米本土に中国の「偵察気球」 当局追跡も撃墜せず