米公共放送ボイス・オブ・アメリカ（ＶＯＡ）によると、米上空を飛行していた中国の「スパイ気球」を米軍戦闘機が撃墜した事件で、米国防総省のライダー報道官は7日、オースティン米国防長官と魏鳳和・中国国防相の電話協議を米側が呼び掛けたが拒絶されたと発表した。（写真はVOAのサイト画面）
ライダー報道官によると、米軍が4日、気球を撃墜した後、両国防相の電話協議を求めた。両軍の意思疎通はこのような時にこそ必要だが、中国側は拒否した。報道官は「引き続き、対話ルートの確保に努力する」と述べた。
中国「スパイ気球」の飛来後、ブリンケン国務長官は、2018年以降初めてとなる中国訪問を延期した。気球は4日、サウスカロライナ州沖の領海上空で米戦闘機に撃墜され、米軍が残骸の回収と分析を進めている。
中国政府は気球について「民用の飛行艇」であり、気象などの研究用に使われると説明。予定の航路を外れて、誤って米領空に入ったと強調し「米国が武力を使ったのは過剰反応で、国際慣例の重大な違反だ」とコメントした。
![]()
![]()
◇出典
美海军公布首批打捞中国气球残骸照片
美国海军出动无人潜航器、军舰和充气艇展开大面积行动，收集中国间谍气球残片。这个巨大的气球上星期六(2月4日)被一架美国战斗机在南卡罗莱纳州海岸附近上空击落。
www.voachinese.com
中国「スパイ気球」、米軍が撃墜 国務長官が訪中延期