中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)開催を目前に控え、中国当局が治安維持のためインターネットの管理を強めており、幹部党員に対しフェイスブックやツイッターなど中国で接続が禁止されているウェブサイトのへのアクセスを厳禁した。違反者は厳しく処罰される。台湾中央社が2日伝えた。
中国当局は最近数カ月、動画公開サイト、交流サイト(SNS)、ミニブログへの管理を強化。フェイスブック傘下のメッセンジャーアプリWhatsAppも利用ができなくなった。
中国共産党中央が最近公布した新規則は共産党幹部に対し、ニューヨーク・タイムズ、フェイスブック、ツィッターなど「禁止」サイトのへのアクセスを厳禁。SNSに登録する場合、党機関の許可を得ることを義務付けた。党員がウェブサイトで党・国家に否定的な情報を発信した場合、厳しい懲罰を受けることがある。
中国当局は先に国有の通信キャリアに対し個人の「仮想プライベートネットワーク(VPN)」利用を阻止するよう命じた。米アップルも、中国のアプリ配信サイト「App Store(アップストア)」からVPN)用アプリを削除した。
中国当局は、世界最先端とされるネット検閲システム「グレート・ファイアウォール」を運用している。ただ、VPNを使うと回避できる時もある。