国家衛生健康委員会が26日発表した、25日の新型コロナウイルスの国内新規感染者は有症が297人、無症状が944人の計1241人だった。うち山西省は有症が126人で全国の42%を占めた。無症状の92人を合わせると計217人で全国の17%。山西省のうち大同市は有症が114人、無症状が46人で省内で最も深刻化している。
中国のニュースサイトの澎湃新聞によると、大同市政府は11日から平城、雲岡、新栄、雲州の4区が封鎖し外出を禁じた。24日に新栄区で解除されたが、残り3区では封鎖が続いている。
台湾の中央通信社によると、現地のネット民は、大同市の状況は深刻なのに「(コロナ感染拡大の発端となった)湖北省武漢市と同じく、社会的注目を集めていない」と嘆いている。
食品などに値段は釣り上げられ、封鎖地区の住民は収入が途絶えたの高値での購入を迫られている。病院の医療活動が停止し、コロナの重症者の治療が手遅れになったり、腎臓病の患者が人工透析治療を受けられないなどのケースが出ている。
ネット情報によると、大同市の当局が感染リスク「高エリア」のコロナ患者を「低エリア」に移送し、住民との衝突が起きた。また、高齢者や子どもが辺鄙(へんぴ)な遠隔地に移送されるケースもあるという。
◇出典
http://www.chinanews.com.cn/sh/2022/10-26/9880054.shtml
http://www.nhc.gov.cn/xcs/yqfkdt/202210/f380990049294649938e035879c282a7.shtml
http://www.shanxi.gov.cn/ztjj/yqfkzccs/bjfwzs/dt_22303/tzgg_22304/202210/t20221023_7304906.shtml
https://m.thepaper.cn/baijiahao_20392525
https://www.163.com/dy/article/HKH0KLPR0553UIML.html
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1747623841942129331&wfr=spider&for=pc
https://www.cna.com.tw/news/acn/202210250124.aspx
◇参考情報