
中国水利省は8月30日、長江流域の干ばつは26日からの雨でやや緩和したものの、なお厳しい調整が続いていると発表した。同省によると、9月に入り長江上流では例年より多い雨が期待できるが、中下流域では少雨が続き、干ばつがさらに深刻化する見通しだ。(写真は
東網のサイト画面)
水利省によると、今回の干ばつのピークとなった8月25日現在、長江流域の被災面積は442万ヘクタール(ha)で、住民499万人、家畜92万頭が影響を受けた。被害は重慶と四川、湖北など10省(直轄市)に集中している。うち四川、湖北など一部は、8月26日から30日までの雨で状況が緩和した。
同省の予測では、9月以降、長江上流域では平年より1割多い降雨となり、干ばつが緩和するものの、既に深刻な被害を受けた地区では、厳しい状況が続く見通し。長江中下流域と、洞庭湖とポーヤン湖地区では、今後も雨量が例年より2~5割少ない見込みで、干ばつがさらに悪化する恐れがある。
香港メディアの東網によると、ポーヤン湖に隣接する江西省九江市当局は、9月も降水量が例年より少なく、干ばつが続くとの見通し示した。同湖は1日に約20平方キロ消失し、過去40日間に約69%縮小。既に川のように細くなっているという。
◇出典
http://www.gov.cn/xinwen/2022-08/31/content_5707559.htm
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20220831/bkn-20220831143554761-0831_00952_001_cn.html
◇参考情報
○四川の山林火災、民家に延焼 材木工場も炎上

中国水利省は8月30日、長江流域の干ばつは26日からの雨でやや緩和したものの、なお厳しい調整が続いていると発表した。同省によると、9月に入り長江上流では例年より多い雨が期待できるが、中下流域では少雨が続き、干ばつがさらに深刻化する見通しだ。(写真は
東網のサイト画面)
水利省によると、今回の干ばつのピークとなった8月25日現在、長江流域の被災面積は442万ヘクタール(ha)で、住民499万人、家畜92万頭が影響を受けた。被害は重慶と四川、湖北など10省(直轄市)に集中している。うち四川、湖北など一部は、8月26日から30日までの雨で状況が緩和した。
同省の予測では、9月以降、長江上流域では平年より1割多い降雨となり、干ばつが緩和するものの、既に深刻な被害を受けた地区では、厳しい状況が続く見通し。長江中下流域と、洞庭湖とポーヤン湖地区では、今後も雨量が例年より2~5割少ない見込みで、干ばつがさらに悪化する恐れがある。
香港メディアの東網によると、ポーヤン湖に隣接する江西省九江市当局は、9月も降水量が例年より少なく、干ばつが続くとの見通し示した。同湖は1日に約20平方キロ消失し、過去40日間に約69%縮小。既に川のように細くなっているという。
◇出典
http://www.gov.cn/xinwen/2022-08/31/content_5707559.htm
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20220831/bkn-20220831143554761-0831_00952_001_cn.html
◇参考情報
○四川の山林火災、民家に延焼 材木工場も炎上