中国海警船2隻、青森と九州の領海に相次ぎ侵入

 第2管区海上保安本部によると、17日午前8時5分ごろ、中国海警船2隻が青森県艫作崎沖の日本領海内に相次ぎ侵入した。同海域で中国公船の侵入が確認されたのは初めて。日本の報道を引用し環球網が17日伝えた。

 2隻は9時40分ごろ相次いで領海を出たが、約2時間後、津軽海峡の竜飛崎沖の領海に再び侵入。午後3時20ごろ領海を出た。

 第7管区海上保安本部によると、15日にも中国海警船2隻が九州北部の長崎県対馬と福岡県沖ノ島周辺の領海に侵入した。

 米公共放送ボイス・オブ・アメリカ中国語版によると、国連海洋法条約では、外国船舶は他国の利益を損なわない限り事前の通知や他国の同意がなくても領海を通過できる。日本側は、中国船の航行が無害通航権に当たるか明言していないが、今回は海保が無線で退去を要求した。外務省は海警船よる領海侵入の意図について中国政府に説明を求めた。
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