中国のニュースサイト、中国青年報によると、上海市政府の新型コロナウイルス予防抑制活動に関する記者会見が3月31日行われ、市政府副秘書長などを務める馬春雷氏が、住民に対し、対策の不行き届きを謝罪した。（写真は澎湃新聞のサイト画面）

　馬副秘書長は「（コロナの変異株）オミクロン株に対する認識が足りず、感染者の大幅な増加に十分に備えていなかった。一部の予防抑制対策が不適切で、封鎖地区の住民への生活保障が十分でなかった。誠意をもってみなさんの批判を受け入れる」と述べた。

　その上で馬副秘書長は、当局は現在、ＰＣＲ検査の改善、人の集まりと交差感染の防止、隔離病室や治療用のベッド、治療薬の確保などに取り組んでいることを強調した。

　米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、上海市では3月29日から、市内を2つに分けて、順次、ロックダウン（都市封鎖）を始めた。関連地区の人口は2500万人に近い。住民からは持病の治療が受けられない、生活物資の供給が足りないなどの訴えが相次いでいる。

　台湾の中央通信社によると、3月30日にはロックダウン中の上海市浦東新区で、午前8時ごろ、高齢者が喘息の発作を起こした。近隣住民の協力で、救急車が出動したが、隊員から自動体外式除細動器（AED）の使用を断られ、高齢者がまもなく死亡した。隊員は、住民との接触を避けたとみられる。

　上海では、上海市東方病院の看護師が23日、喘息の発作を起こしたが、病院で治療を断られるなどして死亡。また、高齢者が人工透析を受けられないまま55時間も病院で待機を強いられ、死亡する事件が起きた。

　中国のニュースサイト、中国青年報によると、上海市政府の新型コロナウイルス予防抑制活動に関する記者会見が3月31日行われ、市政府副秘書長などを務める馬春雷氏が、住民に対し、対策の不行き届きを謝罪した。（写真は澎湃新聞のサイト画面）

　馬副秘書長は「（コロナの変異株）オミクロン株に対する認識が足りず、感染者の大幅な増加に十分に備えていなかった。一部の予防抑制対策が不適切で、封鎖地区の住民への生活保障が十分でなかった。誠意をもってみなさんの批判を受け入れる」と述べた。

　その上で馬副秘書長は、当局は現在、ＰＣＲ検査の改善、人の集まりと交差感染の防止、隔離病室や治療用のベッド、治療薬の確保などに取り組んでいることを強調した。

　米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）によると、上海市では3月29日から、市内を2つに分けて、順次、ロックダウン（都市封鎖）を始めた。関連地区の人口は2500万人に近い。住民からは持病の治療が受けられない、生活物資の供給が足りないなどの訴えが相次いでいる。

　台湾の中央通信社によると、3月30日にはロックダウン中の上海市浦東新区で、午前8時ごろ、高齢者が喘息の発作を起こした。近隣住民の協力で、救急車が出動したが、隊員から自動体外式除細動器（AED）の使用を断られ、高齢者がまもなく死亡した。隊員は、住民との接触を避けたとみられる。

　上海では、上海市東方病院の看護師が23日、喘息の発作を起こしたが、病院で治療を断られるなどして死亡。また、高齢者が人工透析を受けられないまま55時間も病院で待機を強いられ、死亡する事件が起きた。