ファイザーのコロナ治療薬8省で使用開始 供給不足の懸念も
健康
中国メディアの第一財経によると、中国当局は、米ファイザーが製造する新型コロナウイルス感染症治療用の飲み薬「パクスロビド」約2万箱を輸入し、吉林や上海など全国8省(市・自治区)の治療現場に配布した。
「パクスロビド」は、重症化をリスクが高い患者に早期に投与すすれば、悪化を防ぐ効果がある。ただ、中国各地で感染拡大が起きる中、供給不足を懸念する声が上がり始めた。
台湾中央通信社によると、パクスロビドは17日、2万1200箱が上海浦東国際空港に到着。27日には、吉林、上海、広東、福建、江西、山東、浙江、広西に送られた。
中国国家薬監局は2月、抗ウイルス薬「ニルマトレルビル」を組み合わせた「パクスロビド」の輸入を承認。国家衛生健康委員会が3月15日に発表した、最新の新型コロナの治療方法にも盛り込まれた。
第一財経によると、国務院の連絡会議「新型コロナウイルス対策共同防疫機構」は25日、記者会見で、3月1日~24日の国内での感染者は計約5万6000人で、28省(市・自治区)で確認されている。
中国各地で感染拡大が起きる中、「パクスロビド」を必要分、確保できない恐れが強い。中国のコロナ専門病院の医師は「われわれの病院に配布されたのは100箱。新規患者は25日だけで66人おり、ほとんどの患者には投与できない」と話している。
◇参考情報
◇参考情報
○吉林コロナ感染者、累計1万人超 仮設病院5カ所開業
○中国本土のコロナ新規感染者3122人 吉林1412人
中国メディアの第一財経によると、中国当局は、米ファイザーが製造する新型コロナウイルス感染症治療用の飲み薬「パクスロビド」約2万箱を輸入し、吉林や上海など全国8省(市・自治区)の治療現場に配布した。
「パクスロビド」は、重症化をリスクが高い患者に早期に投与すすれば、悪化を防ぐ効果がある。ただ、中国各地で感染拡大が起きる中、供給不足を懸念する声が上がり始めた。
台湾中央通信社によると、パクスロビドは17日、2万1200箱が上海浦東国際空港に到着。27日には、吉林、上海、広東、福建、江西、山東、浙江、広西に送られた。
中国国家薬監局は2月、抗ウイルス薬「ニルマトレルビル」を組み合わせた「パクスロビド」の輸入を承認。国家衛生健康委員会が3月15日に発表した、最新の新型コロナの治療方法にも盛り込まれた。
第一財経によると、国務院の連絡会議「新型コロナウイルス対策共同防疫機構」は25日、記者会見で、3月1日~24日の国内での感染者は計約5万6000人で、28省(市・自治区)で確認されている。
中国各地で感染拡大が起きる中、「パクスロビド」を必要分、確保できない恐れが強い。中国のコロナ専門病院の医師は「われわれの病院に配布されたのは100箱。新規患者は25日だけで66人おり、ほとんどの患者には投与できない」と話している。
◇参考情報
◇参考情報
○吉林コロナ感染者、累計1万人超 仮設病院5カ所開業