中国メディアの中国新聞網などによると、江蘇省徐州市の豊県董集村で、中年女性が民家に監禁されているのがみつかった事件で、江蘇省党政府の調査チームは23日、女性が誘拐と人身売買の被害者で、少なくとも3回売買されたなどとする調査結果を公表した。（写真は星島日報のサイト画面）
女性は、雲南省福貢県出身の「小花梅」こと楊慶侠さん（45）。1995年に同省保山市で結婚し2年後に離婚。98年初めに誘拐されて江蘇省連雲港市に連れて行かれ、現地の男性に5000元（約9万円）で売られた。98年5月に所在不明となり、河南省商丘市でみつかったが、同年6月に豊県の土木作業員に再び売られた。楊さんはまもなく、監禁先の董志民容疑者の父親に転売された。
楊さんは2000年、董氏と結婚。99年7月から2020年1月までに男女8人を生んだ。調査チームがＤＮＡ鑑定したところ、8人はいずれも2人の実子だった。
楊さんは、12年に第3子を出生後、精神疾患が深刻化。発作の際、董氏から縄で縛られたり、首を鎖でつながれるようになった。22年1月末、病院に収容され、検査の結果、精神分裂病と診断された。
警察は2月18日、虐待の疑いで董容疑者を逮捕した。また、楊さんの人身売買に関与した雲南省の夫婦らも逮捕し捜査を進めている。
また、江蘇省徐州市の党政府は、豊県トップの党書記を解任するなど、県の幹部17人に対する処分と責任追及を始めた。
◇出典
http://www.chinanews.com.cn/sh/2022/02-23/9683804.shtml
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20220223/bkn-20220223152208019-0223_00952_001.html
https://std.stheadline.com/daily/article/2444244/%E6%97%A5%E5%A0%B1-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%85%AB%E5%AD%A9%E6%AF%8D-%E4%B8%89%E9%81%AD%E6%8B%90%E8%B3%A3-17%E5%AE%98%E4%B8%8D%E4%BD%9C%E7%82%BA%E8%A2%AB%E6%87%B2%E8%99%95