中国海軍初の海外基地、アフリカ・ジブチに設置

 中国初の海外軍事基地となる中国海軍の基地がアフリカ・ジブチで11日発足し、広東省湛江市の軍港で派遣艦隊の出発式が行われた。中国当局は基地が補給用であることを強調しているが、ジブチの戦略的な重要さから各国の強い関心を集めている。ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)が伝えた。

 派遣艦隊は中国海軍最大の艦艇でドック型輸送揚陸艦(LPD)の井岡山と半潜水艇の「東海島」。出発式後、直ちに出発した。中国メディアはジブチ派遣部隊の人数は伝えていない。

 中国政府はジブチの基地を補給用であると強調し、軍事基地との用語も避けてきた。ただ、中国紙・環球時報は12日、ジブチ基地について「中国海軍がさらに遠くに向かうのを支援できる」と伝えた。同紙は15年、ジブチ基地について「補給施設と軍事基地は外形的な区別はない。使用の動機が異なるだけだ」と報じたことがある。
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