電力供給制限と生産規制解消 江蘇、浙江で生産正常化

 中国で今年8月末から始まった電力供給制限と操業規制は、発電用石炭の供給安定に伴い、解消に向かい始めた。江蘇省昆山市や浙江省杭州市で操業する台湾企業家によると、電力供給と生産は既に正常化しており、現在は受注分の消化を急いでいる。台湾メディアの中央通信社が17日伝えた。

 中国では過去3カ月、全国の約20省(自治区)が中国政府による厳しい電力供給制限の影響を受けた。重工業と軽工業だけでなく、東北地区の3省では、民生用の電力にも影響が及んだ。

 ただ、石炭生産の拡大により状況は改善。国有送電会社の国家電網はこのほど「11月6日までに、一部の省とエネルギー多消費型や環境汚染型の企業を除き、輪番停電が行われている地域は、ゼロに近づいた」とのコメントを発表した。

 浙江省の台湾系繊維工場の関係者は「地元当局から、電力供給を12日から正常化するとの通知を受けた。しかし、多くの企業は10日から、いつも通り電気が使えるようになった」と語った。

 台湾系各企業は、過去2カ月余り、納期通りに出荷できない状態に苦しんできた。ようやく電力供給が正常化したため、各社とも手元受注分の年内消化を目指し、生産を急いでいる。

◇参考情報

中国各地で買いだめ騒動 政府が平静呼び掛け
電力不足の東北地区で民生混乱 吉林省は石炭輸入急ぐ

電力供給制限と生産規制解消 江蘇、浙江で生産正常化

 中国で今年8月末から始まった電力供給制限と操業規制は、発電用石炭の供給安定に伴い、解消に向かい始めた。江蘇省昆山市や浙江省杭州市で操業する台湾企業家によると、電力供給と生産は既に正常化しており、現在は受注分の消化を急いでいる。台湾メディアの中央通信社が17日伝えた。

 中国では過去3カ月、全国の約20省(自治区)が中国政府による厳しい電力供給制限の影響を受けた。重工業と軽工業だけでなく、東北地区の3省では、民生用の電力にも影響が及んだ。

 ただ、石炭生産の拡大により状況は改善。国有送電会社の国家電網はこのほど「11月6日までに、一部の省とエネルギー多消費型や環境汚染型の企業を除き、輪番停電が行われている地域は、ゼロに近づいた」とのコメントを発表した。

 浙江省の台湾系繊維工場の関係者は「地元当局から、電力供給を12日から正常化するとの通知を受けた。しかし、多くの企業は10日から、いつも通り電気が使えるようになった」と語った。

 台湾系各企業は、過去2カ月余り、納期通りに出荷できない状態に苦しんできた。ようやく電力供給が正常化したため、各社とも手元受注分の年内消化を目指し、生産を急いでいる。

◇参考情報

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