11省の豪雨被害で被災者1108万人、死亡・不明78人

 民政部によると、中国南方地区で6月29日から続く豪雨による災害で4日午前9時現在、広東、浙江、安徽、江西など11省(自治区・直轄市)で1108万2000人が被災し、死者56人行方不明者は22人に上った。東網が伝えた。

 北京市の首都国際空港では4日、雷雨のため午前11時現在、268便が欠航になった。四川省では四川~チベット道路の同省芒康県の区間で4日朝、山崩れのため道路11カ所が寸断。車400台が立ち往生し約600人が取り残された。

 3日は広東省陽江、江門の両市、広西チワン族自治区の北海市で猛烈な雨が降った。両省・自治区のほか、浙江、安徽、江西、湖北、湖南、重慶、四川、貴州、雲南の各省・直轄市でも大雨が続き、水害、土砂崩れ、ひょうなどの災害が起きた。

 広東省陽江市では4日まで豪雨が続き、一部で交付量が483ミリに達した。市内の広範囲が冠水し、救助隊員がゴムボートで住民を救出した。

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