インド、中国との国境に5万人増派 撤兵交渉で圧力か

22021年6月29日印 米ブルームバーグ通信によると、インドがこのほど中国との国境地帯の兵力を5万人以上に増強した。中国に対するけん制とみられている。また、インドのシン国防相が27日、昨年、インドと中国の軍隊による衝突が起きた、インド北部のラダック地区を視察した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。(写真はドイチェ・ベレのサイト画面)

 消息筋によると、インドが兵力を増強したのは中印国境に近い3カ所。インドの兵力は昨年に比べて40%増えた。 

 ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)によると、中印両国は今年2月、国境地帯のパンゴン湖周辺については撤兵で合意したが、他の地区については交渉が続いている。インドは兵力増強により圧力を掛けることで、真剣に交渉に臨むよう中国に促す狙いがあるとみられる。

 ただ、インドは最近、中国が最近、チベットと新疆で兵力を増強したことを発見。どちらも中印が争うヒマラヤの警備を担当している。また、インドとの紛争地帯に近いチベットで、中国は滑走路や掩体壕(えんたいごう)の拡充や、新飛行場の新設、火力の増強などを進めていることにも気づいた。兵力増強は、中国側の動きに備えた可能性もある。

 香港メディアの東網によると、中国人民解放軍のチベット駐屯部隊が、標高4500メートルの「ニェンチェンタンラ山」で、火砲やミサイル部隊も参加して実弾射撃訓練を行った。実戦能力を高めるため、低温で酸素不足という厳しい環境のもとでの演習を展開した。

★参考情報★

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インド軍、中印国境に部隊増派 山岳戦部隊を配置

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 消息筋によると、インドが兵力を増強したのは中印国境に近い3カ所。インドの兵力は昨年に比べて40%増えた。 

 ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)によると、中印両国は今年2月、国境地帯のパンゴン湖周辺については撤兵で合意したが、他の地区については交渉が続いている。インドは兵力増強により圧力を掛けることで、真剣に交渉に臨むよう中国に促す狙いがあるとみられる。

 ただ、インドは最近、中国が最近、チベットと新疆で兵力を増強したことを発見。どちらも中印が争うヒマラヤの警備を担当している。また、インドとの紛争地帯に近いチベットで、中国は滑走路や掩体壕(えんたいごう)の拡充や、新飛行場の新設、火力の増強などを進めていることにも気づいた。兵力増強は、中国側の動きに備えた可能性もある。

 香港メディアの東網によると、中国人民解放軍のチベット駐屯部隊が、標高4500メートルの「ニェンチェンタンラ山」で、火砲やミサイル部隊も参加して実弾射撃訓練を行った。実戦能力を高めるため、低温で酸素不足という厳しい環境のもとでの演習を展開した。

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