アップル・デーリーが発行停止 主筆逮捕で早まる

22021年6月24日蘋 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、香港紙・蘋果日報(アップル・デーリー)の発行元である「壱伝媒」(ネクストメディア)は23日、オンライン版の更新を24日に停止し、紙面も24日付を最終号にすると発表した。(写真はRFAのサイト画面)

 壱伝媒の経営層によると、香港の国家安全維持委員会と警察により、従業員が出勤すれば拘束される恐れがあったたため、予定より早く発行停止を決めた。壱伝媒の取締役会は当初、発行の可否を25日に決めるとしていたが、23日に同紙社説の執筆者、李平氏が逮捕されたため、発行停止を急いだ。

 壱伝媒の創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏は、昨年10月、違法集会に参加した罪で5月28日に禁固14カ月の判決を受けて服役している。香港警察は6月17日、蘋果日報編集長の羅偉光氏ら5人を逮捕している。

 アップル・デーリーは23日、壱伝媒取締役の決定に基づき、従業員の安全と人繰りの都合により、24日付を最終号とし、同じ日にオンライン版の更新も止めると発表。「香港人の26年間の温かい支持に感謝する」とした。壱伝媒が発行する週刊誌で、31年の歴史をもつ「壱週刊」も23日、フェイスブックで、発行停止を発表した。

 台湾・中央通信社によると、欧州対外活動庁(EEAS)のマスラリー報道官は23日、アップル・デーリーの発行停止について「メディアの自由と多様性を大きく破壊したが、どちらもオープンで自由な社会に不可欠だ。報道の自由の侵害は、香港の世界のビジネスのセンターにしようという願望と矛盾する」などとするコメントを発表した。

 中国の欧州連合(EU)代表部は「欧州は、報道の自由を看板にして、公然と香港問題と中国の内政に干渉した。重大な国際法違反だ」などと強く反発した。

★参考情報★

香港紙編集長ら5人拘束 「外国勢力と結託」
ジミー・ライ氏に2罪で禁錮14カ月 米国務長官が批判

アップル・デーリーが発行停止 主筆逮捕で早まる

22021年6月24日蘋 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、香港紙・蘋果日報(アップル・デーリー)の発行元である「壱伝媒」(ネクストメディア)は23日、オンライン版の更新を24日に停止し、紙面も24日付を最終号にすると発表した。(写真はRFAのサイト画面)

 壱伝媒の経営層によると、香港の国家安全維持委員会と警察により、従業員が出勤すれば拘束される恐れがあったたため、予定より早く発行停止を決めた。壱伝媒の取締役会は当初、発行の可否を25日に決めるとしていたが、23日に同紙社説の執筆者、李平氏が逮捕されたため、発行停止を急いだ。

 壱伝媒の創業者、黎智英(ジミー・ライ)氏は、昨年10月、違法集会に参加した罪で5月28日に禁固14カ月の判決を受けて服役している。香港警察は6月17日、蘋果日報編集長の羅偉光氏ら5人を逮捕している。

 アップル・デーリーは23日、壱伝媒取締役の決定に基づき、従業員の安全と人繰りの都合により、24日付を最終号とし、同じ日にオンライン版の更新も止めると発表。「香港人の26年間の温かい支持に感謝する」とした。壱伝媒が発行する週刊誌で、31年の歴史をもつ「壱週刊」も23日、フェイスブックで、発行停止を発表した。

 台湾・中央通信社によると、欧州対外活動庁(EEAS)のマスラリー報道官は23日、アップル・デーリーの発行停止について「メディアの自由と多様性を大きく破壊したが、どちらもオープンで自由な社会に不可欠だ。報道の自由の侵害は、香港の世界のビジネスのセンターにしようという願望と矛盾する」などとするコメントを発表した。

 中国の欧州連合(EU)代表部は「欧州は、報道の自由を看板にして、公然と香港問題と中国の内政に干渉した。重大な国際法違反だ」などと強く反発した。

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