
気象台によると北京、天津、内モンゴルなど中国北方の各地で28日、気温が35度を超えた。中国の基準で高温とされる35度以上の日数が北京では10日、天津では13日となり、平年の上半期(1~6月)の平均である3.7日と3.4日を大幅に上回った。両市では通年の平均日数も既に超えた。
気象台によると、内モンゴル、河北南部、東北地区西部で29日以降、高温が6~7日続く見通し。一部地区では6月の気温としては過去最高になるとみられる。7月2日以降、上海、杭州など南方地区でも今年初の高温を記録する見通しだ。
気象台は長江以北の中国北方地区では今後、広い範囲で高温が予想されるため外出の際注意するよう呼び掛けている。また、酒好きが多い内モンゴルの住民に対し、アルコールは脱水症状を招く恐れがあるとして、飲酒を控えミネラルウォーターや糖分が少ないサイダーを飲むよう促している。