中国本土のニュースメディア、瀟湘晨報によると、墓参の日である「清明節(今年は4月4日)」前に、湖北省武漢市の各墓園は約32万人が訪れて混雑が起きた。武漢市内では、墓前に供える菊の花を求めて、住民が露店などに殺到し、価格の高騰や品不足が起きた。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。
中国の新型コロナウイルス感染症の死者の実数は、当局発表をはるかに上回るとの指摘がある。武漢市の墓園の混雑などは、昨年の新型コロナの死者の多さを裏づける可能性がある。中国で女性作家、顔小乙さんが「瀟湘晨報」の記事を転載したところ、直ちにシェアを禁じられた。
中国の公式発表では昨年4月16日時点の死者は3869人。うち武漢市は感染者の3分の2、死者の4分の3を占めた。
中国の公開資料によると、湖北省の補助金支給名簿から高齢者約15万人の氏名が、昨年1~3月に突然消えた。博訊新聞網によると、局は説明を拒否する一方、メディアや民間人が葬儀や埋葬関連の資料を分析することを禁止している。
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