中国のニュースサイト、新華網によると、国家衛生健康委員会の報道官は28日、新型コロナウイルスワクチンの接種回数が同日午前零時現在、1億回を超えたと発表した。同委員会によると、新型コロナの感染リスクが高い、大中型都市や国境の都市などを重点に接種を進めている。
中国疾病対策予防センターによると、ワクチンは2回、3週間以上空けて接種を行う。2回目は、1回目から8週間以内に接種を終える必要がある。医療スタッフの接種はほぼ完了したという。
香港のニュースサイト、東網によると、中国では29日、新型コロナの新規患者が15人みつかった。全員が海外感染者で、うち広東省での確認が8人と最多。広東省では広州市に集中している。
広東省は、新型コロナワクチンの重点接種地域。今月25日から4月末までに約4000万人が初回の接種を終える見通し。3月21日までに医療スタッフら重点対象の332万人が接種を終えた。今後、18~59歳の層に接種が始まる。
同委員会によると、全国29日現在の全国の新型コロナ患者は9万0190人。累計の死者は4636人となっている。
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