米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国の連携枠組み「クアッド」の初の首脳会談が12日夜、テレビ会議方式で行われた。4カ国首脳は、インド太平洋地区で新型コロナウイルスワクチン外交を展開し、影響力を高める中国に対抗し、ワクチン提供などで途上国の支援を行うことなどで一致した。
バイデン政権高官によると4カ国は、ワクチン提供のため「総合的な融資メカニズム」を構築。別の高官によると、米国際開発金融公社がインド、日本、オーストラリアの企業と連携する体制の形成を進めている。世界保健機関(WHO)からも、ワクチンの委託生産量を拡大する許可を得ているという。
4カ国は融資メカニズムを通じ、2022年までにワクチン生産量を10億回分に引き上げ、アジア太平洋地区のワクチン不足の解消を図る。
中国の習近平国家主席は20年5月、中国製ワクチンを「世界の公共財」に位置付けると発表し、中国はこれまでに45カ国に5億回分の提供を終えた。中国は当初、新型コロナウイルスの抑え込みに失敗しており、ワクチンを提供する外交は、自国の面子を保つことが目的との指摘がある。
★参考情報★
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●中国製コロナワクチン接種後の死者、世界で56人 香港衛生署が公表
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、日本、米国、オーストラリア、インドの4カ国の連携枠組み「クアッド」の初の首脳会談が12日夜、テレビ会議方式で行われた。4カ国首脳は、インド太平洋地区で新型コロナウイルスワクチン外交を展開し、影響力を高める中国に対抗し、ワクチン提供などで途上国の支援を行うことなどで一致した。
バイデン政権高官によると4カ国は、ワクチン提供のため「総合的な融資メカニズム」を構築。別の高官によると、米国際開発金融公社がインド、日本、オーストラリアの企業と連携する体制の形成を進めている。世界保健機関(WHO)からも、ワクチンの委託生産量を拡大する許可を得ているという。
4カ国は融資メカニズムを通じ、2022年までにワクチン生産量を10億回分に引き上げ、アジア太平洋地区のワクチン不足の解消を図る。
中国の習近平国家主席は20年5月、中国製ワクチンを「世界の公共財」に位置付けると発表し、中国はこれまでに45カ国に5億回分の提供を終えた。中国は当初、新型コロナウイルスの抑え込みに失敗しており、ワクチンを提供する外交は、自国の面子を保つことが目的との指摘がある。
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