中国雲南省の400年の集落全焼 強風で延焼、けが人なし

 22021年2月16日雲雲南省臨滄市滄源ワ族自治県の村落「翁丁寨」で14日午後5時40分ごろ、火災が発生し、村内の伝統的な茅葺(かやぶき)式の家屋がほぼ全焼した。けが人はなかった。「翁丁寨」は、約400年の歴史がある。1949年の建国前まで原始社会の生活を保っていたため、中国最後の原始集落と呼ばれていた。香港紙・星島日報が16日伝えた。(写真は東網のサイト画面)

 同日は出火後、まもなく村落全体に延焼。住民によると、茅葺式の伝統家屋105棟のうち、焼け残ったのはわずか4棟。強風のため、火が次々に燃え移っていったという。火は約3時間に消し止められた。

 翁丁寨は、雲南省西部を流れる瀾滄江沿岸にあり、ミャンマーとの国境近く。2020年末には「国家A4級観光地」の認定を受けた。雲南省の文化財担当の責任者が現場に急行。省トップらが火災の原因究明を指示した。

 「翁丁寨」には新旧2つの村落があり、消失した村落で暮らしていたのは十数世帯。大多数の住民は、約700メートル離れた新村落で、鉄筋コンクリート建ての住居で暮らしていた。

★参考情報★
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