日本軍の秘密電信文の写真集出版、日中戦80年を記念

77事変 日中戦争の発端となった7月7日の盧溝橋事件から80年を記念し、中国人民戦争抗日記念館(北京市)は19日、当時の日本軍の秘密電信文などを収録した書籍「日本侵華密電・77事変」を出版した。今年は同事件やいわゆる「南京事件」から80年で、同様の書籍の出版やテレビ番組の放送などが相次ぐことが予想される。台湾中央社が伝えた。(写真は中央社のキャプチャー)

 中国中央テレビ局によると記念書籍は目録を含め51冊。1931年の満州事変から太平洋戦争開戦までの電信文や文書約2万ページの写真を掲載した。終戦後の米占領当局が日本で押収しマイクロフィルムに保存した資料が原典となっている。日本では未公開だという。

 同記念館は「日本の中国侵略の罪悪史を明らかにした。77事変(盧溝橋事件)や抗日戦争の研究用に一次資料として提供した」と話している。



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