米軍が20日、戦略爆撃機B1Bを韓国に飛来させたことに絡み、米軍は今後も北朝鮮の軍事的脅威に応じて、戦略爆撃機を1カ月1回以上朝鮮半島に出撃させる方針を明らかにした。聯合ニュースが報じた。
韓国の一部で、北朝鮮の非核化に合わせて米韓合同訓練と戦略兵器出動を縮小できるなどの発言が出ている。米軍は発言を気にせず計画通りの合同訓練を実行する考えだ。
米軍が20日、戦略爆撃機B1Bを飛来させたことについて、韓国軍関係者は「B1B出動は今月初めの合同訓練計画に沿ったもの。米国は月1回以上の戦略爆撃機を韓半島に出撃させる方針であり、今年の合同訓練計画の縮小はないだろう」と語った。
韓国の文在仁大統領統一外交安保特別補佐官が16日(現地時間)米国の首都ワシントンで行われたセミナーで「北朝鮮が核・ミサイル活動を中断した場合、米国の朝鮮半島戦略資産と韓米連合軍事訓練を縮小することができる」と述べた。
文補佐官が米側に一言の相談もなく、韓米連合訓練と戦略兵器出動を「北朝鮮非核化のカード」とみなす発言を行ったことに、米軍の一部から強い不満の声が挙がっている。