ニュースサイトの舜網によると、著名雑貨販売店の名創優品（メイソウ）で売られていたマニキュアの除光液から、基準の1400倍を超える量の発がん物質、クロロホルムが検出された。メイソウは26日、第三者機関の検査では合格していたが、上海市薬品監督管理局の再検査では合格しなかったとして、商品を売場から撤去したと発表した。（写真は東網のキャプチャー）
同管理局は23日、化粧品の抜き取り調査の結果を発表。した。上海市で上半期（1～6月）に売られて化粧品963件を調べたところ、不合格品8件が見つかった。うち、メイソウが販売していた除光液「一歩可剥指甲油」から、１グラムあたり589.449μg（マイクログラム）クロロホルムが検出された。国の基準で0.4μgが上限とされる。
中国の「化粧品安全技術規則」で、クロロホルムは化粧品への添加が禁止されている。クロロホルムはは、溶剤や洗浄剤として使われるが、大量に摂取すると中枢神経のほか、心臓や肝臓、腎臓が損傷を受ける恐れがある。