四川省成都市の四川石油管理局で12、13の両日、過去にレイオフされた中国石油天然気集団（ペトロチャイナ）の元従業員が数百人が養老金の支払いなどを求めて抗議活動を行った。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア（ＲＦＡ）が伝えた。
13日に警察官約500人が出動して元従業員を排除した。その際、少なくとも15人が拘束されたほか、多数が殴られてけがし病院に運ばれたという。
元従業員によると同社は2000年、勤続年数に応じた補償金と引き換えに退職するよう、誘導や脅しにより従業員に強要。四川省だけで約４万人が応じた。近年、元従業員が医療保険への加入や養老保険金の支払いなどを同社に要求し拒絶されている。