パナマが中国と国交樹立宣言、台湾と断交、外交関係20カ国に減る

 中米のパナマは13日、中国との国交樹立を宣言し台湾との外交関係を断絶した。台湾が外交関係を持つ国は20カ国に減った。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)が伝えた。

 台湾独立志向がある民主進歩党(民進党)の蔡英文政権が2016年5月に誕生後、台湾との外交関係を断絶した国は西アフリカの島国サントメ・プリンシペに次いで2カ国目となる。中国の台湾問題の専門家は、中台が「一つの中国」原則を確認したとされる1992年の「92コンセンサス」の存在を蔡政権が認めないことの結果だと指摘した。

 中国は台湾に対する外交的な圧力を強めている。5月の世界保健機関(WHO)の年次総会、世界衛生大会(WHA)では台湾代表団が招かれず、台湾社会に失望と不満が広まった。

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