新型コロナワクチンの緊急使用、7月に開始 当局者明かす

2020年8月24日病 中国の保健機関、国家衛生健康委員会・科学技術発展センターの鄭忠偉主任は22日、中国中央テレビ局の番組で、新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を7月22日から開始したことを明らかにした。瀋遼晩報(電子版)が23日伝えた。(写真は百度のキャプチャー)

 鄭主任によると、緊急使用の対象は医療や感染防止対策のスタッフ、エッセンシャルワーカーら。主任は「免疫の壁を造り、社会活動の安定を保障することが目的だ」などと述べた。

 中国の「ワクチン管理法」は、重大な公衆衛生事件が市民の健康に脅威となる緊急事態が起きた際、国務院(中央政府)の担当機関の承認を得れば、一定の範囲と期間内にワクチンの緊急使用ができると定めている。

 鄭主任は、秋と冬の新型コロナ流行を防ぐため、今後、ワクチンの使用範囲を拡大すると述べた。ワクチンの生産と備蓄も始めているという。

 中国中央政府の新型ウイルスの対策部門は2月15日、ウイルス開発の専門チームを結成。3月16日、初のワクチン製造に成功し、6月23日から第3期臨床試験を始めていた。 

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ワクチンを開発したのは国有製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)傘下の中国生物技術(北京市)で、年末までに発売できるとしている。同社は第3期臨床試験を南米のペルーとアルゼンチン、北アフリカのモロッコで行っている。中国は新型コロナの抑え込みがうまくいき、被験者が足りたないためだという。

 中国の感染症の専門家で、復旦大学付属華山病院感染科の張文宏主任は、ミニブログで「ワクチンは感染防止対策の助けにはなるが、感染拡大を終わらせることはできない」と指摘。「ワクチンを人類全体接種するまでに、数年が必要だ」と述べた。

★参考情報★
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新型コロナワクチンの緊急使用、7月に開始 当局者明かす

2020年8月24日病 中国の保健機関、国家衛生健康委員会・科学技術発展センターの鄭忠偉主任は22日、中国中央テレビ局の番組で、新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を7月22日から開始したことを明らかにした。瀋遼晩報(電子版)が23日伝えた。(写真は百度のキャプチャー)

 鄭主任によると、緊急使用の対象は医療や感染防止対策のスタッフ、エッセンシャルワーカーら。主任は「免疫の壁を造り、社会活動の安定を保障することが目的だ」などと述べた。

 中国の「ワクチン管理法」は、重大な公衆衛生事件が市民の健康に脅威となる緊急事態が起きた際、国務院(中央政府)の担当機関の承認を得れば、一定の範囲と期間内にワクチンの緊急使用ができると定めている。

 鄭主任は、秋と冬の新型コロナ流行を防ぐため、今後、ワクチンの使用範囲を拡大すると述べた。ワクチンの生産と備蓄も始めているという。

 中国中央政府の新型ウイルスの対策部門は2月15日、ウイルス開発の専門チームを結成。3月16日、初のワクチン製造に成功し、6月23日から第3期臨床試験を始めていた。 

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、ワクチンを開発したのは国有製薬大手の中国医薬集団(シノファーム)傘下の中国生物技術(北京市)で、年末までに発売できるとしている。同社は第3期臨床試験を南米のペルーとアルゼンチン、北アフリカのモロッコで行っている。中国は新型コロナの抑え込みがうまくいき、被験者が足りたないためだという。

 中国の感染症の専門家で、復旦大学付属華山病院感染科の張文宏主任は、ミニブログで「ワクチンは感染防止対策の助けにはなるが、感染拡大を終わらせることはできない」と指摘。「ワクチンを人類全体接種するまでに、数年が必要だ」と述べた。

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