中国では電動バイクが約2億台も普及した結果、発火事故が頻発しており、消防当局のまとめでは2011~13年だけで799件発生し、95人が死亡、58人がげがした。発火事故の75%は充電中に発生している。電動自転車充電器の90%が不良品とのデータもある。中央社が12日伝えた。
福建省質量監督検験検疫研究院がこのほど、市中で売られている充電器30点を調べたところ90%の27点が品質基準に達していなかった。ケースに燃えやすい材料が使われていることが不合格の主な原因だった。
同研究院によると、ケースの材料は大部分がABS樹脂。電動自転車の充電は使用電力が大きく発熱量も大きいため材料が軟化して燃えやすくなる。
電動自転車の充電器には国家規格がなく、メーカーはコスト引き下げのため安い材料を購入する傾向がある。廃棄物の合成樹脂を材料に使う場合もあるという。