上海市が「オフィス・住宅兼用」物件禁止、大家さん1千人南京路でデモ 事件・事故 2017.06.12 上海市政府が今年5月、オフィス・住宅兼用の不動産物件に対しオフィスの機能しか認めない新政策を実施したことに抗議し、物件所有者約1000人が10日夜、同市の繁華街、南京路でデモ行進した。デモ参加者は1万人を超えたとの報道もある。警察が数人を連行し現場が一時騒然となった。香港のニュースサイト、東網などが11日伝えた。(写真は、博訊網のキャプチャー) 上海では近年、住宅価格が高騰する中、オフィス・住宅兼用の不動産物件は法的にグレーゾーンのため割安で、投資目的の不動産購入者らに人気だった。不動産開発業者も、オフィスビルを居住兼用に改造し、サービスアパートメントなどの事業用として売り出していた。 上海市の新政策だとオフィス・住宅兼用の物件ではオフィスの機能だけが許され、違反すると売却などができなくなった。上海では新政策の実施後、10日夜と同様の抗議活動がしばしば起きている。