年金改革に反対の軍人、公務員、教員のデモ隊、桃園空港に押しかける。

 蔡英文政権が進める年金改革に反対する軍人、公務員、教員の団体のうち、彰化県の団体に属する約80人が18日午後4時ごろ、バスに乗って、台湾桃園国際空港の第2旅客ターミナルに押しかけました。

 蘋果日報によると、一行は「政府は無能」の標語を手に持ち、ビル内に入ろうとしましたが、警備の警官隊に阻止されました。そこで「トイレを借りたい」と理由をつけて再び入ろうとしましたが、やはり止められたため、不満を爆発させました。

 

 

 結局、警官隊との交渉で、出発ホールの外側に横断幕を掲げて抗議した後、ホール内で記念写真を撮るとの約束で折り合いました。

 しかし、ホール内で「蔡英文は下野せよ」などスローガンを叫んだため、約束違反だとして直ちに警官隊に制止されました。一行は目的を達したとして、午後5時、同空港を立ち去りました。

 

◆世界に向け声を挙げたかった?

リーダーの彰化県軍公教連盟の呼びかけ人は「われわれからの要求に、蔡英文政府から何も反応しないので、桃園空港で世界に向かって声を上げた。空港はエアコンもあるし、今後はしょっちゅう遊びに来たい」などと話しています。

 

 空港の警備当局は「空港内のデモは違法だ。証拠のビデオもあるので、送検する」と述べました

 台湾の退役軍人や退職した公務員や教員は、年金支給額が一般労働者より高いため、蔡政権は、財政負担の軽減などを目的に、年金改革法案の可決を目指しています。

 

 台北では18と19の両日、金改革に反対する軍人、公務員、教員の団体が立法院前で抗議活動を予定しています。

 

 

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