民間シンクタンクの台湾民意基金会は20日、「台湾人が最も好きな国」に関する世論調査の結果を発表しました。
それによると、台湾人が最も好感を寄せる国の第1位はシンガポール、2位は日本、3位はカナダでした。嫌いな国の上位3つは、北朝鮮、フィリピン、中国でした。日本に嫌いな回答者も12%いました。
風伝媒によると、世論調査では、近隣国と世界の主要国12カ国・地域を挙げて、「あなたの××国に対するイメージは良いですか、悪いですか」と尋ねました。(写真は風伝媒のキャプチャー)
英、仏、独など欧州の先進国は、欧州連合(EU)にまとめています。「中国」は、中華人民共和国を指すと注記しました。
この結果、好感を持つとした回答者の割合は、シンガポールが87.1%、日本が83.9%、カナダが83%、EUが78.8%、オーストラリアが78.6%、米国が68%。中国も44.4%に上りました。
同基金会の游盈隆理事長は、個人的な見解とした上で、国家の先進性、文化や血縁の類似性、その国が外国に敵意を持っているかどうかが、好感に影響したという分析を示しています。
シンガポールは、アジア随一の先進国である上、福建省出身者が多いことが、好感度の高さにつながったのかも知れません。