国民党の連戦名誉主席が今年5月に予定していた中国訪問が取り消しになったことを、関係者が明らかにしました。国民党は、主席選挙を巡って内部で激しい争いが起きており、中国側は当面、距離を置きたがっているということです。上報が伝えました。(写真は上報のキャプチャー)
中国共産党側は、交流チャネルを通じ、「国民党指導部の人事が決まるまで、距離を起きたい。党主席選挙前に、国民党幹部の中国訪問を手配することはありえない」と伝えてきたということです。
中国側も、対台湾交流窓口機関、海峡両岸関係協会の鄭立中・前副会長が突如、「紀律違反」で取り調べを受けました。台湾の政界と経済界の交流に関与し、利益を得ていた可能性があります。
共産党、国民党がともに、それぞれのお家の事情により、政治的なリスクを避けるため、当面、相互の交流を見合わせたのではないかと推測されています。