台北駅と台湾桃園国際空港などを結ぶ桃園空港MRTが、2月16日に試験営業を始めてから、乗り場に隣接する台北駅前地下街の人出が急増しており、飲食店の売り上げが2割も増えたということです。(写真は上報のキャプチャー)
上報によると、図書と生活雑貨の「誠品生活駅前店」は、30分で出国の身支度ができることをうたい、各種のサービスを提供しています。店内の日本の眼鏡ブランド「JINS」では30分以内に眼鏡を調整して手渡してくれるほか、日本のチェーン理髪店「QB House」では300台湾元(1116円)で迅速なサービスが受けられます。
誠品生活では、モバイルバッテリーや、日本旅行の人気ガイドブック「東京観光」「京阪神攻略完全制覇」など、旅行者向けの品揃えを充実させて、売り上げ拡大を図っています。
桃園空港MRTは、利用客の少なさで採算割れが心配されていますが、経済波及効果も多少はありそうです。