中華航空機内でサムスンのスマホ発煙、航空機事故に認定し調査

 中央社によると、フィリピンのマニラ上空で7日午後6時11分ごろ、パラオ発台北(台湾桃園国際空港)行きチャイナエアラインCI027便B737-800型機の機内で、乗客が持っていたサムスン電子製のスマートフォン「ギャラクシーS6」から煙が上がり、乗務員がアイス・ペールに入れて処置しました。けが人や運航の遅れはなかったとのことです。(写真は中央社のウェブのキャプチャー)

 台湾政府の飛航安全調査委員会は8日、スマホの発煙事故を航空機事故と認定し、専門チームをつくって調査を始めました。

 同委員会の責任者は「機内での発煙や発火は危険が非常に大きい」と話しています。

 

 台湾交通部民航局は、乗組員が煙が出たスマホをアイス・ペールに入れて冷ます措置を行ったのは、適切だったと評価しました。

 S6は「サムスンNote7」と異なり、機内持ち込みは禁止されていません。また、発煙当時は「機内モード」状態となっており、同局は乗客にルール違反はなかったとしています。

 

 同委員会が同様の事故で調査するのは2回目。今年5月、台湾系格安航空会社(LCC)、Vエアの機内で、乗客が持っていたモバイル・バッテリーが発火する事故が起き、同委員会が調べています。

 

(参考)https://www.asc.gov.tw/main_ch/index.aspx

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