シナ呼ばわりの香港議員が台湾訪問、中国は台独・港独合流を警戒

 就任宣誓式で中国を「支那(シナ)」と呼び、「香港は中国でない」との英語の標語を掲げたことで話題になった、香港立法会の議員2人が22日、台湾大学で講演しました。新頭穀が伝えました。(写真は、新頭穀のキャプチャー画面)
 
 2人は、香港立法会で反中国の「本土派」に属する梁頌恒、游恵禎の両委員。香港の市民グループ、本土民主戦線のスポークスパーソン、黄台仰氏も同行しました

 

 香港紙・明報の22日付の社説によると、中国政府は両議員の訪問を「台湾独立派」と「香港独立派」の合流の象徴とみて、神経を尖らせているということです。

 

 游議員は「今回の訪問は単純な講演で、対話の政党の人物と正式に会う予定はない。しかし、将来は台湾の政党と大いに交流したい」と話しています。

 

 明報の社説は「宣誓式の波紋が収まらない中、2議員が台北に現れた。香港が両岸(中台)の角逐に巻き込まれれば、香港の情勢はさらに複雑化し、直面する課題と困難は計り知れない」と指摘し、懸念を示しています。

 

(参考)http://newtalk.tw/news/view/2016-10-22/78413

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