台北で近ごろ人気の四川料理店、珍しくきちんとと「麻辣」

 友人の誘いで、台北で近ごろ人気という四川料理チェーン「開飯川食堂」(京站店)に夕飯を食べに行きました。台北駅前のバスターミナルの地下3階です。
 おしゃれで清潔な店内はお客で一杯。週末の夜だったので予約もできませんでしたが、午後6時前に行ったらすべり込めました。
 麻婆豆腐、辣子鶏などおなじみの四川料理がメニューに並びます。味はとても良く、台湾にしてはきっちりと「麻辣(しびれる辛さ)」の味が付いてたのは驚きました。ただ塩味は、中国本土に比べると台湾らしく控え目でした。
 台湾で、スパイシーな刺激のある味を求めて、四川や湖南料理店に行き、がっかりしたことがいくどかあります。辛さも甘さも薄味好みの台湾人には、本場の四川や湖南料理は辛すぎたのでしょう。
 勝手な想像ですが、台湾の方々も多くの人が中国本土に行くようになって、本場の四川料理に慣れたんじゃないでしょうか。本土の上海でも、あちこちに四川料理店ができたのは、そんなに昔のことではないように記憶します。
 この店は、鉄の釜に入った白飯も名物です。周囲の客はみな、辛い料理をおかずに、茶碗に盛り上げた飯をかきこんでいました。給仕の女性もきびきびしていて気持ちいいです。
 ただ、お値段はちょっと高め。夜市や「快炒店」(大衆料理店)でなく、落ち着いて食事したい場合には向いています。

 

 

(参考)http://www.kaifun.com.tw/

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